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消費者はエネルギー高が数年続くと覚悟を=石油大手CEO

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


消費者は向こう数年にわたってエネルギー価格が高止まりすると覚悟すべきだ――。石油・ガス大手の最高経営責任者(CEO)が相次いでこうした見方を示した。物価の上昇に苦戦している政府は対応を迫られることになりそうだ。新型コロナウイルス感染防止措置の緩和に伴って世界的に経済活動が急回復した一方で、新たなエネルギー供給への投資が落ち込んだ結果、石油とガスの価格はここ数カ月で急騰した。


フランスのエネルギー大手トタルエナジーズのパトリック・プヤンヌCEOはRTLラジオに「お伝えする朗報はない。石油価格は高止まりするだろう」と述べた。同社は低所得の一部顧客が高い光熱費に対処できるよう、100ユーロ(114.20ドル)の割引券を支給すると表明した。


欧州の天然ガス価格は過去1年間で3倍超に値上がりしている。英石油大手BPのバーナード・ルーニーCEOは8日、ロイターに「われわれに予想できるのは、向こう数カ月、数年にわたる不安定な値動きだ」と語った。石油市場は今年、供給が一段と引き締まり、1バレル当たり90ドル超で推移している価格をさらに支えると予想した。


ノルウェーの石油・天然ガス大手エクイノールのアンダース・オペダルCEOは記者会見で欧州の天然ガス市場について、今年は強い需要が続く中で在庫の補充に必要な備蓄は通常の水準を下回るため、需給の逼迫が続くと予想。「当社はこの先、天然ガス市場の需給が引き締まると見込んでおり、電力価格が不安定に変動すると予想している」と述べた。


欧州の大手エネルギー会社は事業を化石燃料から低炭素エネルギーや再生可能エネルギーへ移行する方針であり、近年は新たな石油・天然ガスプロジェクトへの投資を減速させている。これが現在の需給逼迫の一因だ。エクイノールは今年の同社の石油・天然ガス生産を前年比2%増と想定。BPの今年の生産は前年比横ばいと予想されている。



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